吾妻山(あづまやま)
 
2人 2018.09.11 
休暇村吾妻山ロッジ(10:24/40)→池ノ原(原池)(10:51)→小坊主(10:56)→小彌山(11:14)→吾妻山(11:33/45)→大膳原分岐(11:52)→南の原分岐(12:11)→大池(12:26)→起点(12:30)

軌跡図
                                                  所要時間:1時間51分、歩行距離:3.7㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
カミさんを誘って、吾妻山へ秋のお花見山行。道の駅「たかの」に寄り道して、恒例のリンゴ買い。まだ「つがる」しか出ていないが、まちなかで売っているものとはまるで違う。張りがあってみずみずしく、だんぜん美味しい。で、休暇村吾妻山ロッジに着いたのは10時24分。青空は見えるけど、吾妻山の頂稜には雲が湧いている。気温19℃、風があるのでじっとしていると、肌寒いぐらい。さっそく池の原に出てみれば、マツムシソウが咲き誇って迎えてくれた。ウメバチソウもちらほら見える。原池には、カキツバタの名残花一輪。群生するタムラソウやキセルアザミは、最盛期を過ぎているけど、それはそれでよい。小坊主経由で草原を逍遥して、上端から池の原を顧みる。彼方に、大鬼山(おおぎやま)山塊から東に流れる稜線が勝光山(しょうこうざん)につながっている。

休暇村吾妻山ロッジの駐車場(10:32)

池の原に群生するマツムシソウ(10:53)

小坊主のてっぺん(10:56)

池の原(11:04)
小彌山(こややま)から眺める猿政(さるまさ)、大毛無(おおけなし)の連山には、頂稜まで雲が下りてきている。小彌山のいつもの草叢に、トリカブトの姿がない。そういえば、リンドウも小さいのを一輪見かけただけだ。訪れるのが、少し早すぎたかのかもしれない。代わりにイヨフウロが花盛りなので、よしとしよう。吾妻山の山頂は、四周に雲が湧きあがり、風景指示盤のいずこも同定できず。ひと息入れて、南尾根の道を下る。大膳原分岐の手前で、日向ぼっこ中のニョロくん(マムシ)に出会う。ずいぶん黒っぽい。ここは、気温の低い山のてっぺん。太陽熱を早く吸収するための黒型化、というやつかもしれない。

猿政山 小彌山より(11:15)

吾妻山山頂(11:33)

吾妻山山頂の風景指示盤(11:34)

大膳原分岐で出会ったニョロくん(11:52)
1160mあたりまで高度を下げると雲は薄れ、素敵な展望が開ける。道の両側にはススキの花が咲きそろい、眼下の谷あいでは一面黄色の稲田が刈り入れを待っている。道のへりには秋の草花、楽ちん快適な下山ルートは、起点まで約45分の道のりだ。南の原分岐からは、しっとりした闊葉樹林の道になる。小鳥のさえずりを聴きながら、林間の草花を愛でる。しまいは、大池、瓢箪池をめぐって起点に還り、ちょっと遅めのお弁当。

吾妻山南尾根
標高1145mあたり(12:02)

南の原分岐(12:11)

大池(12:26)

瓢箪池(12:28)
出会った草花 

ウメバチソウ(ユキノシタ科) 

マツムシソウ(マツムシソウ科)

カキツバタ(アヤメ科)

アケボノソウ(リンドウ科)

キセルアザミ(キク科)

タムラソウ(キク科) 

イブキトラノオ(タデ科)

イヨフウロ(フウロソウ科)

シラヤマギク(キク科) 

サラシナショウマ(キンポウゲ科)

アキノタムラソウ(シソ科)

アキノキリンソウ(キク科)

ツシマママコナ(ゴマノハグサ科)
 キンミズヒキ(バラ科)
九州小米草(ゴマノハグサ科)
 ヤマハギ(マメ科)
ツリガネニンジン(キキョウ科)
 ホソバノヤヤハハコ(キク科)