湯野観音岳(ゆのかんのんだけ)黒石山(くろいしやま)
 
単独 2018.06.02 
周南市湯野(大字)(字)の十字路(7:16/27)→梁瀬橋東詰(7:32)→観音岳南尾根(7:47)→展望地(8:29)→280.7峰(8:31)→展望地(8:59)→観音岳西峰(10:03)→観音岳独標(10:20)→池(10:39)→乗越鞍部(11:05)→黒石山(11:35)→林道(11:54)→馬頭観音(12:03)→分岐(12:06)→分岐(12:19)→南山口徳山線鉄塔70(12:24)→巡視路取付(12:35)→昼食(12:41/13:12)→湯野西地区自治会館(13:18)→起点(14:03/09)

軌跡図
所要時間:6時間35分、歩行距離:11.3㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

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周南市湯野の観音岳、黒石山尾根を歩いた。原の十字路(県道27号と県道192号の交点)の角スペースに車を駐める。東眼前に太陽を背にした飛松山(とんまつやま)、串原山(くしばらやま)の連なりがある。次はあそこを歩いてみよう。

周南市湯野
(大字)(字)の十字路(7:25)

飛松山、串原山 原の十字路より(7:27)
県道27号を河井方面へ向かい、梁瀬橋東詰で柳瀬川左岸の小径に入る。入口は草生しているが、中に入ると明瞭な径が続いている。100mばかり入ったところで、右の斜面に取り付く。

梁瀬橋東詰(7:34)

観音岳南尾根取付(7:39)
下生えのない雑木林で、難なく稜線に上がる。明瞭な尾根径があり、これは楽勝と喜んだのはつかの間。標高200mを超えるあたりからシダや灌木が茂りはじめる。

観音岳南尾根(7:47)

観音岳南尾根のシダヤブ(8:04)
280.7峰の三角点は林の中だけれど、傍の岩に上がると、太鼓ヶ岳や飛松山を同定できる。これより観音岳西峰までの尾根筋は、時々再々大変なシダヤブになる。で、こういう時は西面にエスケープして横手に登る。それでも楽にはなく、280.7峰から1時間30分を要して、観音岳西峰にたどり着く。踏跡があらわれ、南面樹木越しに湯野の町並みや太鼓ヶ岳を見る。

太鼓ヶ岳など 280.7峰南面の展望地より(8:30)

280.7峰山頂(8:32)

飛松山、串原山 280.7峰北の展望地より(8:59)

観音岳西峰(10:03)
西峰のてっぺんは少し北側になる。主脈は北に流れ、東尾根の鞍部を上り返して観音岳本峰に向かう。408峰はマツ雑木林の山頂で、北方U字に流れる尾根に踏跡があるだけ。北東のピークは割愛して、北西から北に向かう尾根へ下り、頃合いを見て主脈へ戻った。このおり、谷間で石垣や池に出会う。一帯が広いソータ(草田、湿地)であることから、かつて人の営みがあったのかも。主脈の踏跡は明瞭で、シダヤブもなく、快適。観音岳西峰からの道のりは、概ね45分くらいだろうか。観音岳南尾根とはえらい違いだ。

湯野の町並み 観音岳西峰より(10:03)

観音岳独標(408峰)山頂(10:22)

観音岳西峰の北にある池(10:39)

乗越鞍部(11:05)
黒石山の山頂に展望はなく、三角点は灌木ヤブに囲まれて立っていた。三角点の手前(南西)で径が左の支尾根に分かれる。急なバカ尾根の径は明瞭で、先で林道に合流するのだろう。北尾根の径を下ると、4分で林道に出た。

黒石山山頂(11:36)

林道から黒石山への取付(11:54)
左(北)に下ってほどなく、主脈鞍部の左手で、馬頭観音石仏に出会う。乗越鞍部になっているところを見ると、ここは藤ヶ本(ふじがもと)と河井を結ぶ古道であったに違いない。馬頭観音の少し先で、山道が左の谷に分岐する。右の横手林道を選んで約800m、ふたたび分岐する。右の道は先で上河井の里道に合流する、と思う。左の草生した道に入る。

林道(11:58)

馬頭観音(12:03)

谷道分岐(12:06)

南山口徳山線鉄塔70への林道分岐(12:19)
尾根沿いの道で、やがて南山口徳山線鉄塔70に行き当たる。展望はない。右(西)に巡視路が下っており、これをたどる。孟宗竹が蔓延り荒れてはいるが、明瞭。7分で上河井の里道に出る。遠まわりだけど、右の作業道を行ったほうが面白いかもしれない。里道を250m下った、谷の出合で昼食。さらに470m、河井川の出合で県道27号に合流。西角に湯野西地区自治会館が建っている。高黒石、野峠山行の起点によいかもしれない。

南山口徳山線鉄塔70(12:24)

南山口徳山線鉄塔70の巡視路(12:31)

南山口徳山線鉄塔70への巡視路取付(12:35)

湯野西地区自治会館前(県27号との合流点)(13:18)
柳瀬川右岸の道を、里めぐりしながらポレポレ起点に還った。後日、山行記録のまとめに際し、金光さんの「防長山野へのいざない第4集」をひもといてびっくり。湯野観音岳の山頂は、408峰北東のピークであることを知る。素敵な展望ピークのようだ。うーむ、ぜひとも再訪しなくては。

観音岳独標(中央) 大原地区の県27より(13:44)

串原山 原地区の県27より(14:01)