松柄山(まつがらやま)(厳城山(ごんじょうさん))讃岐坊(さぬきぼう)(讃岐望)・石仏山(いしぼとけやま)
 
単独 2018.03.14 
町民グランドⓅ(美川町小壁)(7:20/29)→市ケ原バス停(7:38)→362.1峰(8:32)→林道(9:05)→松柄山(厳城山)(9:38)→林道終点(10:12)→讃岐望(讃岐坊)(10:13/30)→葉ワサビ畑跡(10:38)→林道終点(10:43)→展望地(10:53)→470峰(11:47)→佛像石(12:05)→石仏山(12:15)→352.7峰(13:11)→柿ノ迫林道(13:28)→林道終点(13:40)→R187(美川町上宮ノ串) (14:11)→起点(14:39)

軌跡図
所要時間:7時間09分、歩行距離:13.3㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
錦川水系の府谷(ふのたに)川と本郷川の間に連なる、松柄山(厳城山)、讃岐坊(讃岐望)、石仏山を歩いた。美川町小川小壁(みかわまちこがわこかべ)の町民グランドⓅに車を駐める。県道69号徳山本郷線を東にたどり、市ケ原バス停の向かいから、松柄山南尾根に取り付く。

美川町小壁の町民グランドⓅ(7:28)

市ケ原バス停向いの松柄山南尾根取付(7:40)
畑径を上がって林の中に入ると、尾根に沿う径がある。倒木でひどく荒れたところもあるが、はじめのうちだけで、難なく362.1峰に達す。

松柄山南尾根(標高220mあたり)(8:00)

362.1峰山頂(8:32)
マツ雑木林の尾根径は、次のピークを乗り越した鞍部で林道に出合う。下った先の厳城集落に、もはや常時住まう人は居られないという。向かいの尾根径に取り付いて、高度を上げていく。

松柄山南尾根を跨ぐ林道(9:05)

林道から南尾根への再取付(9:07)
見通しはないが、ヤブのない明るくて心地のいい径。やがて松柄山の山頂に上がる。南北に細長い平坦な山頂は、三角点の立つ径を除いて灌木が占有。その中にマツの立枯れ木が二本、存在感を見せている。マツ林の尾根径は、北から徐々に西に転じて、543.2峰の讃岐坊に至る。そして、讃岐坊の東面から北に流れた主稜線は、添谷(そえだに)川を左下に、上宮ノ串へと下っていく。この山域の最高峰、讃岐坊(望)の山頂は、マツ・ヒノキの混交林。展望はなく見どころもないが、東面直下まで林道が上がってきており、北峰との平坦鞍部で葉ワサビ畑の跡に出会う。林道は未舗装だがしっかりしており、西谷(にしだに)、峯鳴(みねなる)、椋蔵(むくぞう)へと繋がっているのだろう。

松柄山(厳城山)山頂(9:38)

讃岐坊東面直下の林道終点(10:12)

讃岐坊山頂(10:15)

讃岐坊北尾根鞍部の葉ワサビ畑跡(10:]38)
そして、北峰の北西稜が素敵な展望地になっていた。北に、平家ヶ岳から小五郎山にかけての県境山嶺が一望できる。添谷川右岸尾根(主稜線)を下っていくと、先の林道を二度横切る。この林道は、どうやら尾根の北面へS字に回り込んだあと、地形図の南面実線道に繋がっているようだ。尾根にも作業道が分かれるが、ほどなく尾根径になり、左手に有刺鉄線柵が続く。かつては、西谷側が牧場だったということ? 470峰山頂で、共同TVアンテナの残骸を見る。

大将陣山 讃岐坊北峰西尾根の展望地より(10:53)

平家ヶ岳、城将山など 展望地より(10:57)

讃岐坊西尾根の391m標高点あたり(11:17)

470峰山頂(11:47)
次の小ピークを越えた先の石仏山との鞍部で、佛像石に出会う。大きくはないが、いわくありげな姿で稜線の真ん中に立っている。石仏山の山頂は、マツ雑木林の中に踏跡があるだけで、展望はない。

佛像石(12:05)

石仏山山頂(12:15) 
南西尾根の踏跡をたどること35分、林道柿ノ迫線に出合う。林道は、主稜線に沿って700mばかり続き、尾根筋へ突っ込むと径がある。径は、400mばかり先の尾根末端で終わる。下の急斜面には、灌漑水路と耕作地が二段構えで横手に開削されている。この開削地をたどってR187に出るのは遠回りなので、木登り岩登りで尾根筋を下降した。今日の核心部、ちょっと愉しい。R187に出て、宮ノ串の河内神社をちょっと見する。あとは県道69号線を、ポレポレ起点に還るだけ。

352.7峰山頂(13:11)

林道柿ノ迫線(13:28)

柿ノ迫林道終点(13:40)

石仏山南尾根末端の灌漑水路(14:02)

灌漑水路の一段下にある廃水槽(14:05)

添谷川出合 石仏山南尾根末端の高台より(14:08)

上宮ノ串の下山地点(R187)(14:12)

河内神社(14:13)