宝田山(ほうでんさん)岩山(いわやま)二代木山(にだいぎさん)障子ヶ岳(しょうじがだけ)
 
単独 2017.11.28 
尾瀬川ダム堰堤左岸(7:09/14)→宝田山登山口(7:29)→鞍部(7:43)→宝田山(7:57/8:05)→取付(8:16)→鞍部(8:19)→展望岩(8:38)→展望所(8:43)→459峰(8:50)→二台木山主稜(9:14)→岩山(9:40/45)→二代木山(11:16/28)→秋掛コース分岐(11:30/38)→645峰(12:16/21)→障子ヶ岳(12:47)→北峰(昼食)(12:55/13:10)→県境尾根分岐(13:52/57)→別荘地(14:19)→尾瀬川ダム右岸道(14:23)→真珠湖温泉入口(14:56)→起点(15:15/23)

軌跡図
                                                所要時間:8時間00分、歩行距離:15.4㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
岩国市美和町の山歩き。尾瀬川ダム堰堤右岸の宝田山から、二代木山、障子ヶ岳へ繋いだ。尾瀬川ダム堰堤左岸の園地に車を駐める。左岸のR186を北に150mばかり行ったところから眺める宝田山は、ピラミダルで、とても格好がいい。ダム堰堤天端から真珠湖と朝霧に霞む障子ヶ岳尾根を眺めながら、右岸里道へ。左岸には冠岳が屹立している。いつまでも見飽きることのない景色をあとに、ダム天端西詰を右に取る。宝田山への取付は、20m先の支谷右岸にあった。400mばかり上った左斜面に、宝田山への取付がある。

尾瀬川ダム堰堤左岸園地(7:12)

宝田山 堰堤北のR186より(7:19)

宝田山登山口(7:28)

宝田山への取付(8:16)
デープ付きの明瞭な踏跡は、けっこうな急登。ひと汗かいて宝田山の山頂に達し、大岩の上にあがれば、四周に絶佳の眺望がひらける。冠岳、三倉瓦小屋連山、白滝山、黒滝山、そして大峠(おおたお)へ流れる小瀬川右岸尾根など。西のバカ尾根を下って鞍部に降りる。右下約80mのところに、先ほどの取付がある。西に尾根径を上り返すこと10分、素敵な展望岩に出会う.宝田山と同じ景色だが、こっちのほうが勝っている。すぐ上が老松の立つピークで、こちらも眼前に二代木山南尾根が広がる素敵な展望所。

宝田山山頂(8:01)

大峠へ流れる小瀬川右岸尾根 宝田山山頂より(8:00)

宝田山西尾根鞍部(7:42)

瓦小屋山、三倉岳、冠岳 展望岩より(8:38)

冠岳 展望岩より(8:39)

忠四郎山、傘山など 展望岩より(8:39)

展望ピーク(8:43)

二代木山南尾根 展望ピークより(8:43)
459峰と二代木山主稜の間の乗越鞍部で、「私有地につき入山禁止」の張り紙を見る。あたりのマツや雑木は若いけど、止め山なんだろうか。ごめんなさい、通らせていただきます。二代木山主稜線の踏跡は、ササに覆われている。南に取り、岩山(590.9峰)へ寄り道。茂って取付が分かりにくいが、東峰を越えると踏跡は明瞭になり、容易にマツ疎林の山頂に着いた。

乗越鞍部(8:58)

二代木山主稜の宝田山分岐(9:14)

二代木山主稜の岩山分岐(9:23)

岩山山頂(9:41)
小さな狛犬に守られた小さな祠が2宇祀られている。祠の中は空っぽ。岩山そのものが御神体なのかもしれない。西面に大岩が屹立して、上にあがれば素敵な展望台。南西に美和や本郷の山々を眺める。雪ヶ峯や讃岐坊など、だろうか。主稜線に戻って、北にたどる。このおり、短縮するつもりがさんざん迷走して、やっと帰り着く有様。主稜線の径は、ササが茂っているものの、薄く腰下で難はない。やがて二代木山に至り、トンガリ岩の横を抜けると、小さな山頂広場に出る。展望はない。三角点は、20m北側にある。さらに60mばかり下ると、秋掛への尾根径が左に分かれる。

岩山西面の展望岩(9:42)

岩山山頂に祀られた祠と狛犬(9:45)

展望岩より南西の眺め(9:43)

二代木山頂稜のトンガリ岩(11:14)

二代木山山頂(11:16)

秋掛分岐(11:38)
舟岩の先まで行ってみるが、ピンクテープや標識があり、通常ルートのようだ。主尾根に戻って障子ヶ岳へ向かう。

舟岩(11:31)

645峰山頂(12:18)
二代木山から三つめのピークが、障子ヶ岳の南峰。ササが覆う岩稜のてっぺんは、標高約705mで、本峰より高い。つぎの本峰は、ササが薄く下生えするマツ雑木の疎林の中に、三角点が小さく開けている。これより尾根は県境となって、西と北に分かれる。いずれにも径はあるが、西尾根のほうがよく踏まれて、ピンクテープが付けられている。北尾根に下る。こちらも明瞭な山道がしばらく続くが、次第に荒れはじめ、サルトリイバラに難儀する。標高370mあたりで、東の支尾根に向かう県境を捨て、北東の主尾根へ下る。しまいは、シダとイバラの大ヤブを漕いで谷へ降りる。廃道をたどると、別荘地の背戸に飛び出し、ほどなく尾瀬川ダム右岸道へ合流した。160mばかり下ったところが県境尾根の末端で、右横手に山道が入っている。かつて、この道から県境尾根に取り付いて、難なく障子ヶ岳へ登った記憶がある。いずれにしても、あとは里道をたどって起点に還るだけ。道すがら、鏡のような真珠湖や美晴に映える突兀とした山々の景色に出会えば、道のりの長さなんか、まるで苦にならない。

障子ヶ岳南峰山頂(12:37) 

障子ヶ岳山頂(12:48)

下山地点の別荘地(14:19) 

県境尾根へ取り付く作業道入口(14:24) 

冠岳 真珠湖温泉北の里道より(14:51) 

瓦小屋山 尾瀬川ダム堰堤より(15:11)