岳浦山(だけうらやま)月日峠山(つきひとうげやま)
 
単独 2017.04.14 
宇和木(6:50/7:04)→山神社(7:18)→宇和木須川線の峠(7:50)→須川港(8:21)→城岸鼻(8:57)→別荘地(9:04)→重生林道分岐(9:13)→岳浦山登山口(9:16)→大向山(9:47)→岩場分岐(9:53)→岩場(9:56/10:02)→7合展望地(10:07)→8合展望地(10:29)→381峰(10:33)→西宇土分岐(10:51)→岳浦山(10:57)→432峰(11:23)→展望ピーク(11:38/12:03)→月日峠山(12:14)→分岐(12:25/47)→石切り場跡の岩稜(13:07/27)→廃作業道(13:41)→岳浦山宇和木ルート取付(14:00)→宇和木須川線(14:11)→起点(14:59)

軌跡図
                                                  所要時間:7時間55分、歩行距離:21.9㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

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倉橋島の城岸鼻(じょうげしばな)から宇和木(うわぎ)まで、稜線通しに歩いてみようと思った。宇和木新開の大白明川(おおしらけがわ)河口左岸の空き地に車を駐める。まずは城岸鼻までの長―い車道歩き。行く手南方に巨岩あらわな月日峠山の北稜が連なっている。県道35号に出て、スーパー藤三の先から市道宇和木須川線に入る。ほどなく山神社(さんしんしゃ)に出会う。石碑に祭神は大山津見神、元黄幡社(おうばんしゃ)と称され正徳年間(1711~1715)の鎮座とある。地域の守り神として信仰されているのだろう。やがて須川(すがわ)へ乗り越す峠に上がる。月日峠山の鞍部であるから、月日峠と呼ばれているのかも。途中、2連続ヘアピンカーブの初めで大谷川に沿う農道(一部廃道)に短縮する。が、荒れてそのメリットまるでなし。遅れを取り戻さんと、須川へ小走りペースのさっさか歩き。何とか8時過ぎに須川へ出たのはよいが、新宮社の前を直進。おかげで須川港をめぐったあと、民家背戸の吹付法面に取り付いて、フェンス越えして県道283に戻る有様。

宇和木新開の大白明川河口左岸(7:05)

山神社(7:18)

市道宇和木須川線の峠(7:50)

須川の家並み 宇和木須川線
(標高35mあたり)より(8:11)
西宇土港の防波堤に立ち、これからたどる岳浦山の稜線を眺めやる。たおやかだが、短くはない。城岸鼻に至り、さっそく取り付かんと右の別荘地道路を上がるが、尾根末端はイバラまじりの灌木ヤブ。とても突っ込む気にはなれず、登山道を行くことにする。登山口は、県道に戻って大向(おおこう)方面へ約150m、右の林道重生(しぎょう)線に入って約170mの右手にあった。取付は地味だが、中にはよく踏まれた道が続いている。ひと上りで尾根に出て、素敵な柱島群島の景観が開けた。傍らの樹に「ギャラリー2合地」の札が掛けられている。展望地の札はこのあとも続いて、岳浦山南峰の10合地で終わる。ただこの札、距離ではなく展望ポイントを考慮して付けられているようだが、10合地に見晴しはない。3合展望地及び4合展望地を過ぎたところで防空高角砲台や聴音探照所などの旧軍遺構に出会う。そして、聴音探照所跡のすぐ上の肩に234.9m三角点がある。5合展望地の先で、左手支尾根の岩場を回るコースが分かれる。行ってみると、屹立した岩塔が現れて、愉しい岩稜歩きになる。フィックスロープに拠れば、ゴボウで岩塔のてっぺんにも立てる。

岳浦山 西宇土港より(8:43)

林道重生線の入口(9:13)

岳浦山登山口(9:15)

大向山(234.9峰)(9:47)

岩場分岐(9:53)

岩場尾根最初の岩塔(9:57)
7合、8合展望地は、おあつらえ向きの大岩の上。広がる景色は同じ(柱島群島や鹿島など)だが、何度眺めても心地よい。9合展望地は381峰の山頂で、マツが木陰をつくり絶好の休憩処になっていた。西宇土からの径が合流するとすぐ、岳浦山の南峰。回りを刈り払われた山頂が10合展望地になっているが、見晴しはない。登山口から1時間40分を要して岳浦山の山頂に達す。樹林に囲まれた平坦地に二等三角点が立っている。北東の踏跡に入る。はじめはちょっと分かりにくいが、少し高度を下げると尾根筋は明瞭になる。最近ヤブ刈りされた形跡をあちこちで見かける。感謝、感謝である。432峰は西面横手に径が付けられているが、稜線通しにこだわり、ヤブの山頂に上がってみた。灌木越しに次の岩峰ピークを眺めて、なんだか嬉しくなる。

7合展望地(岩の上)(10:06)

鹿島(左)、横島など 7合展望地より(10:07)

8号展望地(岩の上)(10:29)

黒島(左)、柱島、端島など 8号展望地より(10:30)

381峰山頂(9合展望地)(10:33)

西宇土ルート分岐(10:51)

岳浦山山頂(10:57)

展望ピーク 432峰山頂より(11:25)
岩峰ピークに至ってみれば、はたせるかなそこには絶佳の眺望があった。火の山連山、鹿島、大黒上島などの同定がほしいまま。岳浦山を目の前にして、至福の昼食タイム。よく整備された尾根径が続き、10分足らずで月日峠山に至る。径の横に点名「月日峠」の四等三角点が立っていた。展望はなく、通過の山頂だ。南東の尾根に径が下っている。たどれば、市道宇和木須川線の峠に降りると思われる。主稜線の径は5分先で右の支尾根に分岐する。この際、支尾根の径を少したどってみる。ウラジロシダが茂るが、踏跡は明瞭で、下れば作業道に出ると思われる。分岐に戻って稜線通しに行く。

展望ピーク山頂(11:39)

火山連山 展望ピークより(11:36)

王子峰、鹿島など 展望ピークより(11:41)

岳浦山 展望ピークより(11:39)

月日峠山山頂(416.4峰)(12:15)

宇和木ルート分岐(12:25) 
径は踏跡となり、ほどなく消失。身の丈を超えるシダヤブ、そしてイバラの灌木ヤブを漕ぐこと20分、ようやく次の岩稜ピークに達した。東面が石切り場の跡で30mを超える懸崖になっている。頂稜には大きな露岩がゴロゴロして、上に立てば四周に絶景が広がる。とりわけ大黒神島、能美島柿木鼻の眺めが美しい。宇和木、釣士田方面の岩尾根を眺めやって稜線通しに下るが、急斜面にはシダが繁茂して、足元の様子がまるで分からない。こわくなって退散。懸崖の穏やかなところを、東面の作業道に向けて木登りで下る。ようやく作業道に出てみれば、しっかり荒れて、倒木や蔦で塞がれたところもたびたび現れる始末。この山を稜線通しに行くことはあきらめて、廃作業道を下る。大きく崩落したところがあり、トラバースで抜ける。ほどなく、先ほど引き返した登山道の取付に出会う。道はずいぶん歩きやすくなってさらに10分、ようやく市道に出た。今朝がた短縮して飛び出した場所で、帰りは道なりに下る。ヘアピンカーブはあるが、断然道なりがよい。桜や道端の草花に親しみながらポレポレ歩き、15時前に起点に還った。

石切り場跡の岩尾根(13:13)

大黒上島、能美島柿木鼻 岩尾根より(13:08)

宇和木、釣士田港方面 岩尾根より(13:14)

廃作業道(13:41)

岳浦山宇和木ルート取付(14:01)

廃作業道入口(市道宇和木須川線)(14:11)