硫黄山(いおうやま)鷹ノ巣山(たかのすやま)叶木山(かんのきやま)
 
単独 2017.01.11 |☁
福富物産しゃくなげ館(7:18/23)→上ノ原牧場「Cadore」(7:59)→硫黄山南西尾根取付(8:13)→硫黄山(9:00)→NTTドコモ硫黄無線中継所(9:22)→電波塔(9:31)→778m峰(9:46)→作業道終点(9:53)→最低鞍部(10:10)→鷹ノ巣山(10:45/58)→乗越鞍部(11:13)→カンノキ山(11:33/38)→鞍部(11:48)→作業道終点(11:59)→林道日后線終点(12:10)→県央の森遊歩道分岐(12:18)→林道石掛線と久芳別府線の分岐(12:31/56)→新平渡橋(13:48)→起点(14:07)
アルバム

福富物産しゃくなげ館(7:23)

硫黄山 上竹仁の県道80号線分岐より(7:46)

金明山(中央) 上竹仁の県道80号線より(7:49)

上ノ原牧場「Cadore」(7:59)

硫黄山南西尾根取付(8:13)

硫黄山山頂の三角点(9:00)
東広島市の里山歩き。福富町竹仁(ふくとみちょうたけに)の硫黄山から鷹ノ巣山、叶木山と繋いだ。福富物産しゃくなげ館に車を置かせてもらう。県道33号瀬野川福富線を西にたどり、市組から県道80号東広島向原線に入る。行く手に硫黄山、左手に金明山が朝日に染まっている。牛飼い農家のジェラート&レストラン「上ノ原牧場・Cadore」の先からは、一車線の林道模様になる。その実、すぐ先で3m幅の黒ボヤ林道が左に分け、県道の方は車両通行困難なダート道になって向原町保垣に越している。クロボヤ峡の案内看板から250mばかり先で、硫黄山西尾根に取り付く。途中、県道を横切ることになったので、もうちょっと手前で取り付くのが良いかもしれない。マツ・雑木林の斜面に下生えは薄く、どこでもロード。取付から50分足らずで、硫黄山の山頂に達した。灌木に囲まれた三角点にタッチして北東に尾根筋を下る。

NTTドコモ硫黄無線中継所(9:22)

硫黄無線中継所の北にある電波塔(9:31)
10分でNTTドコモ硫黄無線中継所に出合う。管理道路は捨てて、尾根筋を歩く。踏跡があり、難なくピークを越えて次の電波塔に出合う。携帯基地局のようだが、どこのものだか分からない。

788m峰山頂(9:46)

788m峰北尾根の土塁道(9:47)

市境尾根の作業道終点(9:54)

市境尾根の最低鞍部(10:09)
向原と福富を乗り越す林道を跨いで鷹ノ巣山南西尾根に取り付く。明瞭な踏跡があり、778m峰を過ぎると土塁道が現れる。灌木が邪魔をしてそんなに歩き易くはないが、ルンルン気分で向原との境界鞍部に至る。一帯はヒノキの植林地で作業道が縦横に張りめぐらされ、向原保垣コースの道が左から合流している。これより市境の尾根径は東に転じて下り、最低鞍部となる。

鷹ノ巣山三角点と休憩小屋(10:45)

休憩小屋の展望屋上(10:53)

硫黄山、金明山など 展望屋上より(10:51)

平林と久芳の乗越鞍部(11:13)
いよいよ鷹ノ巣山の主稜線で、落ち葉の敷き詰められた快適な道が続き、最低鞍部から35分、わけなく鷹ノ巣山山頂に達した。さっそく展望屋上に上がって、四周の素晴らしい眺めを堪能する。福富虚空蔵山、野呂山、野路山、硫黄山、金明山、神ノ倉山、白木山ぐらいまで同定できたが、あとはよく分からない。山また山である。休憩小屋で一息入れて、北尾根の径を下る。15分で乗越鞍部に降りる。左(北)は向原平林、右(南)は県央の森公園方面へ通じている。

叶木山(カンノキ山)山頂(11:33)

叶木山山頂(11:35)

鷹ノ巣山 叶木山山頂より(11:35)

県央の森、しゃくなけ湖など 叶木山山頂より(11:38)

大土山 叶木山東尾根より(11:45)

叶木山と807m峰の鞍部(11:49)
境界尾根の径を上り返して20分、叶木山山頂に達す。鷹ノ巣山ほどではないけれど、鷹ノ巣山、しゃくなげ大橋など、こちらの眺めもなかなか良い。東尾根の径を200mばかり下っていくと、北斜面が伐採植林地になって開ける。シカの防護ネット越しではあるが、大土山など陰陽の分水嶺を一望できる。807m峰との鞍部で市境尾根の径を捨てて、右手(南)の谷径へ下る。

作業道終点(11:59)

林道日后線の終点(12:10)

県央の森遊歩道への入口(12:18)

林道石掛線と久芳別府線の分岐(12:32)
茂っているところもあるが、踏跡は明瞭。300mばかり下ると作業道になり、やがて舗装林道の終点に出た。林道日后線で、谷の右岸を下っている。谷の左岸を二万五千分の一図の波線径(作業道)が上がっており、たどれば別府方面へ通じると思われる。県央の森遊歩道の入口に出合ってひと下りすると、林道久芳別府線に合流する。ほどなく谷は二俣となり、道は橋を間にして変形の四叉路になる。林道石掛線と林道久芳別府線が、小さな橋を軸に背中合わせになっている。橋の手前右は県央の森、行く手の道は下竹仁と久芳方面に分かれる。橋の袂が小さな園地になっており、遅めの昼食をとる。

願成寺(13:01)

鷹ノ巣山 下竹仁の天神地区より(13:46)
右の林道石掛線を選んで少し行くと、願成寺という名の小さなお堂に出合う。傍らに古い五輪塔が数体祀られて、由緒のありそうな雰囲気が満ち満ちている。やがて里道に出て、西ノ谷、下ノ谷、天神地区とめぐる。北を顧みれば、鷹ノ巣山が美しい稜線を稜線を引いている。満ち足りて新平渡橋(しんひらわたばし)を渡り、県道340号下竹仁久芳線を起点に還る。



軌跡図
                                                   所要時間:6時間44分、歩行距離:19.3㎞ 
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。