石嶽山(かけさん)
 
単独 2017.01.06 
熊野町呉地の県道174号線駐車帯(7:48/50)→藤ノ木山取付(8:05)→呉地ダム分岐(8:16)→乗越鞍部(9:03)→蕨山(9:23)→展望岩(10:08/12)→443.6m標高点(10:35)→石岳山(11:18)→東峰(11:22)→石嶽山分岐(11:31)→乗越鞍部(11:44)→石嶽山(12:28)→南尾根展望岩(12:30/13:06)→石嶽観音(13:12/17)→吉村山北の展望岩(13:31)→吉村山(13:36)→熊野町民会館分岐(14:13)→天狗平(14:16)→熊野町民会館分岐(14:27)→石嶽山取付(14:36)→起点(15:00)
アルバム

県道174号線駐車帯(呉地4丁目)(7:51)

藤ノ木山 呉地ダムへ続く里道より(7:56)
安芸郡熊野町の里山歩き。呉市との境界尾根にある蕨山(わらびやま)から、石岳山、石嶽山(かけさん)と繋いでみた。熊野町民会館に車を置いたところ、会館に用事のない人はダメ、とケンモホロロ。このあたりに駐められるところはないと言う。やむなく、焼山アルプス山行(2016.12.17)の起点にした呉地四丁目の174号線駐車帯に駐める。150mばかり戻り、呉地ダムへ続く里道に入る。左手に石嶽山の西側稜線が連なり、向かいに藤ノ木山と蕨山が峰を並べている。熊野では、藤ノ木山はその形から尻山を通称にしているが、熊野富士と呼んであげたい。途中、藤ノ木山の北尾根裾に道が分かれるので、この際、地域研究。藤ノ木山への送電塔巡視路はすぐに見つかり、山行ルートとしてお薦めである。

長谷への乗越径分岐(8:16)

乗越鞍部・蕨山への取付(9:03)

蕨山頂稜の境界尾根取付(9:40)

蕨山 南広島連絡線鉄塔8南東の展望岩より(10:09)
舗装里道に戻ってダム方面へ600mばかり上ったところで、作業道が右に分かれる。入ると、広い道は架空線の先あたりまでで、やがて山道になって長谷への乗越鞍部に至る。前藤ノ木山と蕨山を繋ぐ境界尾根の径が右と左にある。左の径に取り付き、20分ばかりで蕨山に達した。明瞭な径が北尾根に下っているが、境界尾根への取付は、あるようなないような。およそ見当で東に下る。ほどなく踏跡が現われ、難なく南広島連絡線の送電塔巡視路に合流した。支尾根の展望岩に寄り道して、指呼の間に蕨山、石岳山を眺め、小田山や灰ヶ峰を観望。

石嶽山 石岳山南西尾根標高470mあたりより(11:00)

石岳山山頂(11:19)

野呂山、前平山 石岳山北峰より(11:23)

黒瀬の街並み 石岳山北峰より(11:23)

石嶽山分岐(11:31)

乗越鞍部(11:45)

石嶽山頂稜(12:27)

石嶽山山頂(12:29)
石岳山への道中は里山ハイクの心地で、石岳山南西尾根(標高470mあたり)に石嶽山の展望所がある。本峰の稜線が一望できる貴重な場所といってよく、間に石嶽山東尾根から448.7m峰への尾根が流れている。見晴らしのない石岳山は素通りし、北峰から東面に広がる景色を観望。好晴に映える小田山(こたさん)や野呂山は、今日も美しい。後野呂山から前平山の稜線歩きに思いをめぐらせて、北尾根の径へ下る。ほどなく石嶽山の東尾根と繋がる支尾根が西に分岐し、よい径が続いている。たどると、10分余りで鞍部に降りた。作業道が乗り越し、向かいの斜面に踏跡がある。踏跡を上り返して稜線を南西に470mばかり、443.6m峰への分岐テープを見る。これより踏跡は西の支尾根に下って、ハグイ原と道上(どうじょう)の突き上げ鞍部に降りた。こちらの鞍部に乗越道はない。径は石嶽山の東尾根へ上り返しており、20分で稜線に上がった。稜線道を右に取るとすぐ、石嶽観音参道コースが左斜面に分岐する。傍らのマツの木に地味な山頂札が架かっていた。

石嶽山北尾根の展望岩(13:06)

城山、原山など 北尾根展望岩より(12:31)

石嶽観音霊場(13:13)

石嶽観音霊(12:50)
稜線道を北に80mばかり行き、素敵な展望岩で昼食。熊野の街並みや城山、原山などの眺めは、とてものどか。一息入れて、石嶽観音に寄り道。山頂から100mばかり下った岩の斜面にお大師さんやお堂が配されているが、灌木や夏草が生い茂り堂宇は荒れ放題、という有様。

吉村山分岐(13:27)

三石山、絵下山など 吉村山北の展望岩より(13:31)
稜線道に戻り、西側尾根の天狗平に向かう。途中、488.2m峰の吉村山に寄り道。見晴しはなく、踏跡が南尾根を下っている。吉村山の北170mに大きな展望岩(10畳はあろうか)あり。三石山(みついわやま)、絵下山などを見放題。

天狗平尾根付根の展望岩(13:47)

天狗平(14:16)

小田山に続く境界尾根 天狗平より(14:18)

天狗平西面の展望岩(14:20)

小田山に続く境界尾根 天狗平より(14:18)

天狗平西面の展望岩(14:20)
頂稜に戻って、西側稜線の道に入る。展望懸崖が西面に続いて現れ、稜線漫歩の道行きとなる。いずれの眺めも、先の展望岩に勝るとも劣らない。頂稜分岐より360mばかり北西で北支尾根に踏跡を分け、主尾根道が北西に流れる。580mばかりで小鞍部となり、右の支尾根に熊野町民会館への道が分かれる。主尾根の道を上り返したところが天狗平。マツ・雑木に囲まれた平の、北東面が少し開けており、小田山を遠望できる。そして、西面の展望岩に立ち、三石山、中倉山、絵下山、金ヶ燈籠山などを同定する。

天狗平への取付(14:36)

天狗平(398m峰) 呉地一丁目の里道より(14:45)
来た径を戻り、町民会館へのルートを下る。ほどなく墓所の背戸に降りて、長尾配水池前の里道に合流。天狗平の裾道を選んで、ポレポレ起点に還った。



軌跡図
                                                   所要時間:7時間10分、歩行距離:14.3㎞ 
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。