月山富田城跡(がっさんとだじょうあと)安来清水寺(やすぎきよみずでら)
 
2人 2016.11.18 
安来IC(9:47)→道の駅「広瀬富田城」(10:04/12)→千畳平(10:22)→尼子神社(10:25)→山中鹿之助幸盛の銅像(10:28)→花の壇(侍所)(10:34)→山中御殿(御殿平)(10:41/55)→親子観音(11:01)→道の駅「広瀬富田」(11:26/40)⇒安来清水寺Ⓟ(12:00)→大門(12:09)→開山堂(12:15)→根本堂(12:19)→三重塔(12:26)→清水山展望台(12:24/13:07)→安来清水寺Ⓟ(13:39)
アルバム

京羅木山 道の駅「広瀬富田城」前より(10:13)

千畳平(太鼓壇公園)取付(御子守口)(10:19)

千畳平(10:22)

尼子神社(10:25)
カミさんと紅葉狩りに出かけた。行く先は、安来市(やすぎし)の月山富田城跡と清水寺。安来ICで降りて、まずは広瀬町の月山富田城跡を目指す。県道45号安来木次線に入り、飯梨川(いいなしがわ)に架かる矢田橋(やたばし)を渡る。右に京羅木山(きょうらぎさん)、左に独松山(どくしょうざん)、前方に月山を同定し、富田城の戦いに思いを馳せる。安来ICから15分ばかりで広瀬の街中に入った。富田橋を渡って、道の駅「広瀬富田城」に車を駐める。前の飯梨川河川敷はきれいに園地整備され、その後背で京羅木山がたおやかな稜線を引いている。歴史資料館の南側で山手へ里道が分かれており、これが御子守口への取付らしい。道のへりに、「階段の整備工事」を知らせる看板が二重三重に立ててある。150mばかり行ったところで、左の千畳平(せんじょうひら)へ上がる石段を選ぶ。ほどなく桜の木が立ち並ぶ広場に出て、北側に尼子神社(祭神は尼子三代城主並びに尼子十勇士)が祀られていた。説明版に、千畳平とは広場の意味で、尼子時代の「勢揃いの場」と記されている。

山中鹿之助幸盛の銅像(10:28)

花の壇の侍所 南側の郭より(10:38)
南に一段上がった平坦地を太鼓壇(たいこのだん)と呼び、平時には時を告げ、有事には兵士を招集する太鼓があったという。一帯は国の史跡指定(昭和9年(1934)1月21日)を受けて太鼓壇公園として整備されたもので、山中鹿之助幸盛の銅像が立っている。桜と紅葉の名所になっており、もみじは今が見ごろ。葉を落とした桜や闊葉樹のそばで際立っていた。奥書院平を経て、花の壇と呼ばれる郭跡に上がる。花がたくさん植えられていたことから名付けられたようで、南側に侍所と呼ばれる2棟の建物が復元されている。

山中御殿(御殿平)の菅谷口(10:42)

月山富田城跡の七曲り斜面など 御殿平より(10:45)

親子観音(11:01)

道の駅「広瀬富田城」(11:26)
南側の郭を経て、大手口から多門櫓跡の横を通って山中御殿(さんちゅうごてん)へ上がる。殿様の館があったところで、まことに広い(約3,000㎡)。本丸に至る要の郭で、堅固な石垣がめぐらされている。これより七曲りと呼ばれる階段道が上段の三の丸に続くが、工事中で立入禁止になっていた。菅谷口へ回って裏道を探るが見つからず、親子観音で断念した。斜面を直登すれば簡単だが、工事関係者の目があるので無理。またの機会ということにして、起点に還った。道の駅で聴いたところ、塩谷(しおたに)ルートも立入禁止らしい。

安来清水寺Ⓟ(12:03)

大門(12:09)

大もみじ(12:14)

大もみじ(12:15)
次は清水寺。県道45号線を戻り、県道102号、県道257号、とたどって清水町(きよみずちょう)へ。辻を右に取ると、ほどなく清水寺の駐車場があった。清水山へとUターンする県道245号清水寺線を右に見て150mばかり行くと、参道の石段がはじまる。108段目の左手に岩不動尊を拝す。すぐ上で大門を潜ってさらに190mばかり、精進料理の割烹旅館「紅葉館」の先で、2本の大もみじに出合う。今回の遠出に十分見合うもので、それはそれは美しい。

根本堂(12:19)

毘沙門堂と三重塔(12:22)

三重塔(12:26)

清水山展望台への取付(12:27)
境内に上がって、弁天堂、開山堂などをめぐり、大段々から根本堂へ。清水寺の本堂「根本堂」は、国の重文に指定されており、ご本尊の十一面観音は秘仏らしい。厄よけの観音様として、また観音信仰の霊場として多くの参拝者が訪れているという。本堂の前から、境内の伽藍やもみじを俯瞰する。西側に回ると、もみじとイチョウを背にした毘沙門堂、その左に樹木越しの三重塔があった。絵のような眺めである。とりわけ、三重塔の姿がよい。「百観音お砂踏み霊場」をめぐって三重塔へ。塔の完成は安政6年(1859)で、登閣すれば安来の街や中海が一望できるらしいが、公開は土日祝日だけ。塔の左側奥に清水山展望台への取付があった。この際、行ってみることにする。

清水山展望台(12:41)

考霊山 展望台より(13:06)
道のへりに観音様を祀った札所が続くが、札の収納箱がいっぱいになって、あたりに散乱している。定期の回収が間に合わないほど参拝者が多いということか。うーむ。取付から展望台まで15分とかからない。山頂域は、桜の公園になっている。展望台は周りの樹木が育って今一だが、中海や米子の街並み、彼方に考霊山、伯耆大山などを観望できる。ベンチに腰掛け、のんびり昼食タイム。一息入れて、来た道を起点に還った。満足満足。



軌跡図
                                                   所要時間:2時間53分、歩行距離:6.20㎞