黒ダキ山(くろだきやま)十方山(じっぽうざん)
 
単独 2016.02.28 
立野キャンプ場入口(7:00/22)→細見谷橋(7:32)→ソウダレ谷右岸尾根取付(7:37)→黒ダキ山(9:54/10:04)→佛石(10:16)→十方山南西尾根(10:29)→1142m峰(10:53)→下山林道の峠(10:59)→バーのキビレ(11:26)→二本松(12:13)→十方山南峰(12:34)→十方山北峰(12:44/13:07)→二ノ原谷左岸尾根分岐(13:48)→県道296号線(15:30)→十方山登山口(15:56)→小松原橋(16:05)→起点(16:13)
アルバム

立野キャンプ場入口(7:23)

立野キャンプ場(7:27)

ソウダレ谷右岸尾根取付(7:37)

十方山 ゴロシのタキより(9:36)
久しぶりに、黒ダキ山から十方山への雪尾根歩きに出かけてみた。立野(たちの)野営場分岐北側の退避所に車を駐める。ここから小松原橋までは、3月15日の除雪を待たないと通れないことが多く、今年も例年に違わない。いつもは、小松原橋北詰からナガ谷左岸尾根に取り付いているが、今回はソウダレ谷右岸尾根を辿ってみた。立野野営場に降りる。細見谷橋を渡って下山林道に入り、300m計り先で取り付いた。道のへりに赤テープがあり、小さな山襞が道のように見えたが、すぐにガレて、たまらず右斜面に逃げる。いきなりの木登り急登25分、大汗をかいて尾根に上がる。今思うに、赤テープは細見谷への入渓ポイントだったような気もしている。まだ雪は疎らだが、ワカンを付ける。774m標高点から先の尾根筋は明瞭で、歩きやすくなる。どうやらこの尾根は、細見谷一の谷の向かいあたりから取り付くのがよさそうだ。黒ダキ山夏道がある下山林道分岐まで来ると、雪面は続くようになるが、潅木やササが顔をだして、けっこう煩わしい。ナガ谷左岸尾根も雪が少なく、難儀しそうだ。ゴロシのタキからの眺めは、霞んで今一。気温が高いので水蒸気が多いのだろう。
 

黒ダキ山山頂(9:54)

佛石
(10:16)

十方山南西尾根(10:38)

1142m峰山頂(10:53)

下山林道の峠(10:59)

バーのキビレ南西のピーク(11:18)

バーのキビレ(11:26)

二本松(12:14) 
黒ダキ山山頂はすっかり雑木が育って、眺望はない。2、3mの積雪があればともかく、暖冬気味の昨今、それは無理というもの。逆に佛石は、周りの樹木に雪がないので、とてもよく見通せた。そうは言っても、黒ダキ山からの雪はそれなりで、難なく十方山南西尾根に達す。見慣れたブナの大枯木が雪折れしていた。途中でも、やたら雪折れが目についたが、1月24日~25日の西日本大寒波襲来のときのものだろうか。南西尾根に上がってしまえばこっちのもの。まだ先は長いが、とこでもロードの、雪のブナ尾根歩きの始まりである。雪は重いが、ワカンでもあまり潜らない。1142m峰北尾根を駆け下って、下山林道の峠に降りる。3年前は西方に五里の連なりが広がっていたが、樹木が育って、樹間越しに京ツカ山や1158m峰が見えるだけ。稜線に上り返して、ブナ森の雪尾根歩きを再開。毎度のことながら、夏だったらゼッタイ辿りたくない大ササ藪をさっさか歩けるのはとても愉快だ。が、快調ペースもバーのキビレまで。少々ボディーブローが効いてきて、ゼーハー言いながら、ようやく二本松に至る。

十方山北峰山頂(12:45)

十方山南峰山頂(13:15)

二ノ原谷左岸尾根分岐(13:48)

二ノ原谷左岸尾根標高1000mあたり(14:03)

市間立岩連山 左岸尾根より(標高914m)(14:13)

左岸尾根(標高780m付近)(15:02)

県道296号線への下山地点(15:32)

二ノ原谷出合いの左岸(15:40)

ニイハタ谷左岸尾根末端の落石防護擁壁(15:59) 

起点(立野キャンプ場入口北側)(16:13)
夏径にはトレースがあり、その上をなぞらせてもらう。いくぶん楽ちんだが、十方山頂までの頂稜は今日も長い。山頂には先行者がひとり。風が冷たいので、三角点にタッチして北峰へ。水越峠からの二人連れ(ご夫婦)と行き交う。十方の最高点は、スギやブナに囲まれた雪の原になって、とても静か。東面に陣取り、樹間越しに三ツ倉を眺めながら昼食。とても心地がいい。南峰に戻って四周の雪嶺を眺めやり、瀬戸滝ルートを下る。途中、標高1145mあたりで北尾根を捨て、南東の二ノ原谷左岸尾根に入る。疎林で歩き易いのは 標高1050m辺りまでで、雑木の密集したところが多くなり、痩せた岩稜も現われる。雪が少なく難儀ではあるが、特に問題はない。樹間越しに、ナガオのオカがせり上がっている。標高約914mの肩は懸崖にになって切れ落ち、竜神湖や立岩連山の展望台になっていた。標高800m付近から尾根の勾配がきつくなる。ヒノキの植林地で切り開かれているのはよいが、立木がないので木登りができない。そろりそろり高度を下げていくと、尾根末端の手前で消失。踏跡らしきものが左の谷に下っていた。入るとすぐ、けもの道の様を呈し、木登り下降になる。簡単に降りたが、そこはイバラが茂る砂防堰堤の上で、堰堤の下には滝が。県道(296号吉和戸河内線)を目前にして、左岸尾根を大高巻きする。ようやく県道に出てみれば、ニノ原谷出合まで落石防護網が張られて降りられそうなところはない。ニノ原谷出合で防護網が切れるので、木登りで上れないことはないが、降りるのは難儀しそうな急斜面だ。結果オーライだったような気がしている。思うに、標高850m付近の尾根分岐を左に取って、下山地点に降りるのがよいかもしれない。ニノワラのリュウズをめぐり、ポレポレと起点に向かう。途中、ニイハタ谷左岸末端の崖崩れ現場には、立派な防護擁壁が完成していた。4時を過ぎてようやく起点に帰り着く。今回のルート、良い訓練にはなったが、想定外の所要時間である。



軌跡図
                                                   所要時間:8時間51分、歩行距離:17.4㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。