奄美大島
 
2人 2016.01.24~26
1/24() 
JR広島駅(12:29)⇒(さくら553)⇒JR鹿児島中央駅(16:30)→ソラリア西鉄ホテル鹿児島(16:45)
1/25(月) 

ソラリア西鉄ホテル鹿児島(7:20)→JR鹿児島中央駅西口(7:30/8:00)⇒鹿児島空港(10:00/12:30)⇒(JAC3727)⇒奄美空港(13:25/50)⇒奄美リゾートばしゃ山村(14:00)⇒奄美パーク(15:17/57)⇒奄美大島酒造(16:15/17:10)⇒西郷南洲謫居跡(17:20/55)⇒山羊島ホテル(18:15)
1/26(火) 

山羊島ホテル(8:35)⇒大島紬村(8:55/10:00)⇒奄美空港(トイレ休憩)⇒あやまる岬(10:35)→(サイクリングロード)→奄美空港(12:02/15)⇒ひさ倉(鶏飯料理専門店)(12:35/13:30)⇒ばしゃ山村・用安海岸⇒奄美空港(14:00/15:50)⇒(JAC3730)⇒鹿児島空港(16:45/17:10)⇒JR鹿児島中央駅(17:50/18:03)⇒(さくら572)⇒JR広島駅(20:47)
アルバム

奄美パーク・奄美の郷(1/25 15:55)

西郷南洲謫居跡(17:33)

泥染用の泥田(大島紬村)(1/26 9:00)

泥染めの実演(大島紬村)(9:06)

 茅葺屋根の高倉(大島紬村)(9:26)

ルリカケス(大島紬村)(9:40)
近畿日本ツーリスト企画の「奄美大島ウォーク(1/25)」に参加した。いぶすき菜の花マーチ(1/23~24)のあとにセットされたもので、本番を割愛しているのは我々だけだ、と思う。ウォーキング参加者は、リーダーさんなど含めて21人、と記憶している。24日に鹿児島入り。西日本は40年ぶりの大寒波襲来で新幹線が2時間近く遅れたものの、夕闇迫る17時前にどうにか鹿児島中央駅に到着。当初の予定では歴史ロードを巡って「維新ふるさと館」にカミさんを案内しようか、などと考えていたがとんでもない話。さっそく駅前のホテルにチェックインして明日の日程などを旅行社に問い合わせる。対応協議中との返答。うーむ。リーズナブルな食事を求めて出かけてみれば、雪のため何処の店もクローズ。やむなくホテルのアンリーズナブルなコース料理を食べる。旅行社から、奄美行きの飛行機は飛ぶようなので明日7時30分ごろのシャトルバスに乗ってほしい、との連絡が入る。シャトルバスの運行を願って、不安な一夜を過ごす。
明けて、シャトルバスやタクシーの利用が絶望的な中、旅行社がバスをチャーターすることになる。一般道経由で2時間を要し、10時に鹿児島空港に到着。フライト時間の10時30分には、どうにか間に合ったわけである。飛行場周辺の積雪は20cm、晴間がのぞいて、霧島連山の眺めがよい。が、滑走路は一面の雪の原で、除雪の真っ最中。さんざん待たされ、けっきょく奄美空港に着いたのは2時間遅れの13時30分という有様。25日と26日の日程を入れ替え、ウォーキングは明日のお楽しみということになる。まずは「奄美リゾートばしゃ山村」のレストランで遅い昼食をとる。ちなみに「ばしゃ山」の名称は、北側が芭蕉の山であることに由来するらしい。次いで奄美パークを訪れ、奄美の自然、歴史、文化をちょこっと勉強して、田中一村の花鳥画を鑑賞する。絵の素晴らしさもさることながら、一村の生きざまに感動した。次いで奄美大島酒造を見学し、高級焼酎の試飲を堪能。最後に西郷南洲謫居跡を訪れる。開館時間の17時は過ぎているというのに、一行を迎えてくださり、懇切な解説をしていただく。小説やテレビドラマなどで概ねのことは知ってはいたが、地の言葉で西郷菊次郎や愛加那のことを聴くのは楽しい。愛加那の碑文や墓、勝海舟の筆という記念碑などを巡って、25日の日程を終える。宿は名瀬の山羊島ホテル。ユーザーが選んだ奄美のホテルランキングでベストテン(8位)に入るだけあって、なかなか立派。大浴場で疲れを癒して明日に備える。
明けて天気は良く、名瀬港の最奥まで早朝散歩。5㌔弱の道のりで、大型フェリーの入出港が見られたりして、なかなか愉しかった。予定通り、ツアーバスの迎えは8時30分に来た。ウォーキングの前に大島紬村を見学。1万5千坪の亜熱帯植物庭園の中に大島紬製造工程の見学コースが作られている。泥染め、絣締
(かすりじめ)加工、絣筵解き(かすりむしろとき)、捺染(なっせん)、機織りなどが実演されており、実演者自ら丁寧に説明してくださる。また、引率する施設の方は、リュウキュウアサギマダラなど園内の生きものたちや高倉(たかくら)の解説まで入れて、至れり尽くせりである。展示・お土産販売館で本場大島紬の最高級品を目の当たりにして、その値段に納得する。帰り際、庭園の入口でルリカケスにめぐり会う。なんという幸せ!
   

あやまる岬展望台(ウォーキング起点)(
1/26 10:36)

あやまる岬 展望台より(10:37)

あやまる岬観光公園南の里道(10:43)

カラシナ畑(10:44)

土盛海岸沿いのサイクリングロード(10:48)

土盛海岸(10:59)

奄美ホテルリゾートコーラルパームス(11:07)
ケーンハーベスタによるサトウキビの収穫(11:14)

収穫されたサトウキビ(1袋/1㌧)(11:14) 

奄美空港(ウォーキング終点)(12:02) 
満ち足りて、ウォーキングの起点、あやまる岬に向かう。あやまる岬の名称由来は、こんもりと丸い地形が綾織のマリに似ていることが通説になっている。が、リーダーさんによれば、「あや」のぼんやりと見えにくいという意が転じて「山の一番遠いところ、はるかに高い所」になり、お尻という意の「まり」が「まる」に変化したものだという説もあるとのこと。つまり、はるか遠くの山から続く丘陵の突端(尻)にあたることから、「あやまる岬」の名が付いたという。うーむ。名前の由来はともかく、あやまる岬展望台からの眺めは素晴らしく、碧い海とリーフに打ち寄せる白波にしばし見とれる。リーダーさんの先導で10時35分に出発。ルートは海岸に沿って付けられたサイクリングロードだ。奄美でも特に美しいといわれる土盛(ともり)海岸、大瀬海岸の防風林道で出会った蝶や草花たち、間近で見るサトウキビの収穫風景などに親しんで、6.63㌔のウォーキングを満ち足りて終える。龍郷町のひさ倉で鶏飯料理の昼食。空港へ戻る途中、ばしゃ山村に寄り道して用安(ようあん)海岸を散策する。旅の終わりに、奄美空港で鹿児島便のフライトが40分遅れて予約新幹線にぎりぎりで間に合うというハプニングがあるが、どうにか予定どおり我が家に帰り着いた。
出会った生きものたち 

アダン(阿檀)
タコノキ科

パパイヤ(万寿果
パパイヤ科

ショウジョウソウ(猩々草)
トウダイグサ科 

ヤドリフカノキ(宿り鱶の木)
ウコギ科

ハマユウ(浜木綿)
ヒガンバナ科

リュウキュウアサギマダラ
タテハチョウ科
   



軌跡図
                                                   所要時間:1時間27分、歩行距離:6.63㎞