阿東地福下(あとうじふくしも)徳地野谷(とくぢのたに)の境界尾根(陰陽分水嶺)
 
単独 2015.11.20 
徳地野谷の石風呂広場(7:36/43)→下ヶ原林道→陰陽分水嶺575m鞍部(8:52)→岩田山(728.6m峰)(10:02)→572m峰(12:35)→555m峰(13:11/21)→JP(14:05)→毛利谷(14:48)→毛利谷林道支線終点(14:54)→毛利谷林道支線起点(15:07)→幹線林道鹿野豊田線(15:10)→砂防ダム(15:31)→旧R489分岐(15:37)→旧ゆずりは隧道東出口(15:47)→起点(15:54) 
アルバム

徳地野谷の石風呂広場(7:45)

大原湖と日暮ヶ岳 下ヶ原林道入口手前より(7:47)

下ヶ原林道入口(7:48)

陰陽分水嶺575m鞍部への分岐(8:51)

陰陽分水嶺575m鞍部(8:52)

岩田山(728.6m峰)三角点(10:02)

大蔵ヶ岳と十種ヶ峰 岩田山西尾根より(10:52) 

572m峰山頂(12:37)
津々良ヶ岳西の陰陽分水嶺を歩いた。徳地野谷の石風呂広場に車を駐める。R489を東に300m計り行き、左の下ヶ原林道に入る。途中、大原湖と日暮ヶ岳が織りなす景色が美しい。下ヶ原川は清流ではあるが、ゴルジュや滝のない穏やかな谷である。3.3㌔計り上ったところにクサリゲートがある。そこから10分先で、左の作業道に入る。すぐ右斜面に取り付いて、境界尾根(陰陽分水嶺)の575m鞍部に上がる。下生えのないヒノキ林で、向かう西尾根のササも薄い。気を良くして高度を上げて行くと、だんだんササの密度は増してくるが、難なく728.6m峰(点称:岩田山)に達す。ササヤブの中に小さな三角点空間があるだけの山頂で、展望はない。岩田山からしばらくは、南側がヒノキ林で境界杭もあり、歩き易い。岩田山の西約800mのところに北面が開けたところがあり、大蔵ヶ岳と十種ヶ峰を眺めることができた。後にも先にも、この山域唯一のビューポイントである。尾根のササ密度はいよいよ増して、身の丈を超えるところも次第に多くなってくる。おまけに、572m峰の先で南に転じた尾根は、蛇行して分かりにくいことこの上ない。
 

555m峰山頂(13:12)

546mJP(14:06)

毛利谷(14:50)

毛利谷林道支線終点(14:54)

毛利谷林道支線起点(15:07)

幹線林道鹿野豊田線阿東徳地区間(15:11)

砂防ダム(白井川)(15:32) 

旧ゆずりは隧道東出口(15:47)
555m峰に着いたのは、午後1時を過ぎていた。更地を探して昼食を先延ばししてきたが、もはや限界、ササヤブの中で立ったまま非常食パンをかじる有様。575m鞍部から555m峰までの約4.5㌔の道のりに、4時間17分を要した。久しぶりのヤブ漕ぎ三昧であるが、予定している幹線林道まで先は長い。南下した分水嶺は556m峰で西に転じ、579.8m峰(点称:大迫山)を経て幹線林道鹿野豊田線の峠に出ている。JPの556m峰に達したのは、14時過ぎ。この際、南尾根を下って毛利谷にエスケープする。微かな踏跡もあり、35分で谷に降りることができた。地形図の破線径はなく、少し下った左岸に林道終点があった。毛利谷林道の支線で、13分計りで本線に合流し、程なく幹線林道鹿野豊田線に出た。林道が沿う白井川も清流である。谷は広くゴルジュや滝はなく、20分計り下ったところに砂防ダムがあった。天端に歩道橋が架けられた巨大なものである。そこから少し下ったところで、R489の旧道に入る。疲れた体に鞭打ってゆずりは峠(旧ゆずりは隧道)を越えると、目の前に起点の石風呂広場があった。
 



軌跡図
                                                   所要時間8時間11分、歩行距離:15.9㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。