竜駒峠(りゅうこまだわ)鈩原奥(たたらはらおく)新屋窓山(にいやまどやま)
 
単独 2015.11.16 
日南町中萩(7:41/49)→奥萩分岐(7:56)→竜駒峠(8:12)→845.1m峰(上萩山)(9:02)→757m標高点・奥萩分岐(9:26)→961m峰分岐(10:16)→懸崖(10:31)→1015m峰(10:37)→奥鈩原(11:08/16)→849m峰西の乗越(11:40)→坂郷川左岸の作業道(12:18/39)→山道分岐(13:04/09)→坂郷川右谷の乗越(13:22)→窓山(13:47/55)→乗越(14:08)→作業道(14:19)→起点(14:46)
アルバム

中萩の広域幹線林道窓山線終点(7:48)

奥萩分岐(7:56)

竜駒峠(8:14)

845.1m峰(点称:上萩山)(9:02)

757m標高点・奥萩分岐(9:26)

961m峰分岐(10:16)

1015m峰北面の懸崖(10:31) 

窓山 1015m峰より(10:37)

鈩原奥山頂(11:16)

849m峰西の乗越(11:40)

坂郷川右岸・支谷との出合(12:17)

坂郷川左岸(支谷との出合対岸)の作業道(12:39)
広域幹線林道(窓山線終点&船通山線起点)が交叉する県道15号横田多里線の退避帯に車を駐める。県道を西に辿って竜駒峠に向かう。580m計り行ったところで、奥萩集落への道が左に分岐していた。県境の竜駒峠まで約25分、島根県側から左(南西)の斜面に取り付く。尾根に上がると、乳下のササが茂っているが、地籍調査杭の打たれた踏跡が続いていた。闊葉樹は葉を落として見通しがよく、船通山南西尾根が垣間見える。難なく845.1m峰(点称:上萩山)に達した。四周は雑木に遮られている。上萩山以南の県境尾根には、地籍調査杭が見当たらない。踏跡も心なし薄くなったような気がする。下った最低鞍部には、奥萩からの小道が八川(やかわ)に越えていた。鞍部から先に踏跡はほとんどない、と言ってよいと思う。もちろん、奥萩分岐の南にある破線径は消失している。961m峰分岐の手前辺りから痩せ尾根になり、そこをアセビなどの潅木が占領している。右に左に上に下に、すり抜けるのは容易ではなく、ペースはなかなか上がらない。とりわけ、1015m峰北面は懸崖になって切れ落ち、わずかな稜線に潅木が密集しているのだから、かなりのものである。本場のハイマツ帯はこんなもんじゃないから、などと思いながら、ちょっとの間ヤブコギを愉しんだ。竜駒峠から鈩原奥まで2時間50分の道のり。途中、1015m峰から窓山が間近に見えるし、その先に山毛欅森のササ尾根があったりするので、総じて愉しい尾根と言えよう。県境尾根を南に辿って、作業道が通る乗越に出た。鳥取県側の谷の左岸に、ササに覆われた道がある。辿ると程なく、倒木混じりの痕跡道になり、やがて消失。ササに捉まりながら下降を続けて、ようやく(乗越から約35分)坂郷川(さかごうがわ)の出合いに出る。本流の左岸には作業道があり、上流に続いている。予想はしていたものの、思わず「ヤッター」の歓声を発す。ホッと胸をなでおろして道端にへたり込み、昼食にする。

坂郷川右谷に続く山道分岐(13:09)

坂郷川右谷の乗越(13:22)

窓山の山頂(13:47) 

道後山連山 窓山山頂より(13:55)

作業道(14:19) 

船通山 中萩集落手前の作業道より(13:35)
蘇って、作業道を上がる。ところどころでササが茂るが、途切れることはなく、右谷を回りこんで窓山西面の山襞に沿って高度を上げている。右谷の左岸に渡ったところで、作業道を捨て谷沿いの山道に入る。明るい谷には明瞭な踏跡があり、13分で乗越に上がる。ピンクのビニールテープが、窓山北西尾根と北の谷に続いている。この際、窓山に寄り道。地形図では簡単そうに見えるが、なかなかの急尾根。ゼーハー言いながら、ヘロヘロになって窓山の山頂に立つ。積雪期のような展望はない。船通山方面は潅木が邪魔をし、南東面に道後山連山を眺めるだけ。東尾根の踏跡はササに蔽い尽くされている。一息いれて、登ってきたルートを戻り、乗越から北の谷に下る。踏跡は明瞭だが、伐倒木が散乱するジメジメ道の歩き難いこと。幸い、いやな道は10分で終わって、快適な作業道に合流した。今までの疲れなどぶっ飛び、ルンルン気分で作業道を下る。2㌔の道のりを28分計りで起点に還った。この折りの中萩集落外れからの眺めは秀一。深秋の船通山が青空に際立ち、混交するスギ林の裾で鈴なりの柿たちが彩を添えている。
 



軌跡図
                                                   所要時間:6時間57分、歩行距離:13..2㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。