東郷山(とうごうざん)二ツ山(ふたつやま)
 
単独 2015.09.26 
野稲原(7:00/23)→戸山車庫(7:29)→渓谷の滝(7:53)→まきおの滝(7:58)→五段返しの滝(8:02)→滝1(8:16)→滝2(8:21)→送電線鉄塔新西広幹線103(9:04)→大峠分岐(9:11)→四本杉分岐(9:20)→東郷山(9:27)→大峠分岐→新西広幹線101(10:02)→新西広幹線100(10:18)→鉄階段(10:32/37)→大峠(10:55)→新西広幹線98(11:09)→二ツ山(11:30)→不明峠(12:24)→昼食→破線径取付(13:18)→環境保全の碑(13:43)→県道71(13:48)→起点(14:36) 
 
先週、窓ヶ山の北登山道から眺めた東郷山東尾根(境界尾根)を辿る。野稲原(のいねばら)地区の私道が出合う歩道(県道77号久地伏谷線)空間に車を駐める。南に450m計り行き、バス停戸山車庫の前を右折。法隆寺を左に見て里道を上がって行くと、程なく集落は途切れ、大谷川右岸に沿う舗装林道になる。1㌔計り先に「渓流の滝」と名付けられた多段滝、その300m先の二俣左谷に「まきおの滝」、右谷80m上流に「五段返しの滝」がかかっている。「渓流の滝」はともかく、まきおの滝と五段返しの滝は見事なスラブ滝で、登れば愉しそうだ。舗装林道は五段返しの滝の下で終わり、すぐ下に東郷山への登山口がある。10分計り上ると、再び二俣になり、右谷に直瀑F1、右谷少し奥の二俣左谷に斜滝F2を見る。山道は奥の二俣右谷に続き、300m計り先で東郷山東尾根から南に流れる枝尾根に取り付いている。闊葉樹の尾根道はけっこう急で、大汗をかいて新西広島幹線103の送電線鉄塔に達す。周りの木が育って見晴らしはよくないが、きれいに刈り払われて、一息いれるにはちょうど良い。そこから先は送電線巡視路になるので、よく整備された遊歩道を行く心地になる。巡視路は稜線手前で左右に分かれ、横手に巻いている。まずは左に取って、東郷山山頂にご挨拶。東郷山の頂稜とその北面には、スギ、モミ、ブナの巨樹が残っており、広島市近郊にありながら奥山の雰囲気が味わえる。分岐に戻って、境界尾根を東に辿る。送電線巡視路は、南面を横手に行くところもあるが、概ね尾根筋に付けられている。途中のピークには送電線鉄塔が建って開け、窓ヶ山連山を樹木越しに眺めることができる。東郷山山頂を折り返して1時間余り、尾根は急な岩稜になって鉄階段が取り付けられている。送電線巡視路ならではのものである。楽ちんをして降りた鞍部が大峠(おおだお)で、十字路になって左は湯来町和田、右は沼田町上垣内(うえがいち)に至る。大峠を上り返した792m峰に新西広幹線98の鉄塔が建っている。ススキが茂っているが、穂先越しに東郷山や窓ヶ山が眺められる。ここから境界尾根は北に転じる。下って行くと、左手に作業道が付けられ、二ツ山の西面に続いていた。792m峰から先の境界尾根に巡視路はないが、除間伐されて間がないヒノキ林の中の踏跡は明瞭である。が、それも二ツ山の手前までで、二ツ山三角点はヤブに囲まれていた。ここで境界尾根は再び東に転じ、スギ林の下生えが茂りに茂ってくる。ヤブを漕いで北の肩まで下りると、踏跡が現われた。蘇って急斜面を木登りで下る。二ツ山から40分余りで不明峠(あけずだお)に出た。県道71号広島湯来線のつづら道を短縮してみたが、蜘蛛の巣だらけの荒れ径で難儀する。その下でも破線径に短縮。快適なのははじめだけで、すくに荒れ道になる。結果、難儀したわりには時間短縮にならなかったが、ごみ埋め立て反対運動の記念碑「環境保全の碑」にめぐり会えたことで、良しとしよう。
アルバム

法隆寺(7:29)

まきおの滝(7:58)

五段返しの滝(8:03)

大谷川左谷の滝1(8:16)

大谷川左谷の滝2(8:21)

大峠分岐(9:11)

東郷山山頂(9:27) 

送電線鉄塔新西広幹線100(10:18)

大峠手前の鉄階段(10:37)

大峠(10:54)

二ツ山山頂(11:30)

不明峠(12:24)



軌跡図
                                                   所要時間:7時間13分、歩行距離:17.1㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。