苅尾山(かりおさん)
 
単独 2015.02.10 |☃
山麓庵(芸北高原の自然館隣)前(8:57/9:14)→東屋(9:33)→千町原登山口(9:44)→ウマゴヤ谷渡渉(9:54)→菅原林道(10:09)→苅尾山南西尾根取付(10:58)→1053m峰(11:18)→展望地(苅尾山西峰)(12:04)→苅尾山(12:24/29)→菅原林道終点(12:28)→ウマゴヤ谷渡渉(12:59)→954m峰(13:20/43)→起点(14:15)
 
東八幡原の「山麓庵」の前に車を駐める。久しぶりに苅尾山・掛津山を周回しようと思って出かけたものの、出発の遅れと雪による渋滞で、起点に着いたのは9時前という有様。八幡原の雪原はどんよりして時おり粉雪が舞い、苅尾山の稜線は雪雲の中である。新雪が15㎝くらい潜るが、気温が低いので軽く、快調なスノーシューイングで千町原に向かう。東屋の雪はそこそこで、このところ大雪は降っていないようだが、あたりの積雪は深い。千町原登山口を150m計り入って西に転じ、ウマゴヤ谷を渡渉。木登りで対岸に這い上がり、マツ林の尾根を南進して菅原林道に出る。消えかけた獣(イノシシかタヌキ?)の踏跡がある。この頃になると20㎝以上潜るようになり、微かな踏跡も無いよりはマシで、遠慮なくたどらせてもらう。長い林道歩きを50分あまり、ようやく苅尾山南西尾根の取付に達す。急に勾配が増してキツさも倍加するが、一気に高度を稼いで1053m峰に上がる。続く鞍部を上り返して、素敵なブナ森を登ること40分、苅尾山西峰の展望地に上がる。あいにく、深入山や聖湖の絶景は白いベールに包まれて、見ること叶わず。晴れていれば、この時期の西峰は、南面180度が遮るもののない絶佳の展望処になるはずだ。好晴の日の再訪を期して苅尾山に向かう。苅尾山に着いてみると、これが山頂かと見まがう雪の丘陵と化し、そのてっぺんの一段低いところに、あの大岩がうずくまっていた。風も粉雪も勢いを増して、もはや12時を大きく回っている。掛津山への周回は断念して、早々に千町原への夏道を下る。林道終点の雪霊水は雪に埋もれ、粉雪の勢いは衰えず、遠くが見通せない。この際、夏道をたどるのを止め、少し北に振って954m峰越えの短縮ルートにする。ウマゴヤ谷は源頭近くの渡渉にも関わらず、ちょっとしたガリーになっている。雪庇乗り越しのモードで、どうにか突破。954m峰山頂の樹林の中で、遅い昼食をとる。雪は重く、膝下まで潜るようになるが、下りは楽なもの。あっという間にススキの原に出た。山麓庵の背戸尾根まで帰って顧みれば、苅尾の双耳峰が姿を見せている。うーむ。
アルバム

山麓庵 背戸の牧草地斜面より(9:20)

八幡原公園の東屋(9:33)
   

ウマゴヤ谷渡渉地点(9:54)

菅原林道(10:10)
   

苅尾山南西尾根取付地点(10:58)

1053m峰山頂(11:18)
   

展望地(苅尾山西峰)(12:02)

苅尾山山頂(12:26)
   

菅原林道終点(12:38)

ウマゴヤ谷渡渉地点(13:41)
   

954m峰山頂(13:43)

苅尾山(中央) 山麓庵背戸の尾根より(14:08)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間01分、歩行距離:7.87㎞