深谷(ふかだに)冠山(かんむりやま)中の谷(なかのたに)・タキガ谷
 
単独 2010.09.26
一軒家バス停(7:28/44)→村上嘉一氏顕彰碑(7:47)→冠山トンネル排煙施設(7:59)→フカ谷入渓(8:00)→木橋(8:04)→F(8:47)→オオリュウズF(8:52/9:28)→F(9:35)→林道(10:06)→冠山南尾根小ピーク(10:36)→太田川源流碑(10:50)→冠山(11:13/42)→中の谷F(12:39/44)→F(13:07/16)→タキガ谷→中国自動車道高架下(17:07/12)→つり堀亭にしむら(14:19)→一軒屋バス停Ⓟ(14:29)
アルバム

フカ谷林道入口 一軒屋バス停より(7:44)

冠山トンネル排煙施設(7:59)
フカ谷を遡って冠山に立ち、中の谷を下降した記録である。R186の一軒屋バス停(チェーン着脱所の南端)のへりに車を駐めて、西方の林道に入る。村上嘉一翁の顕彰碑の横を通って250mばかり行くと、道は三つに分かれ、いずれにも車止めのゲートが施されている。2万5千分の1図では、中央はフカ谷の中流域まで、右はタキガ谷の上流域まで上がっている。左の沢沿いの道を辿った。間もなく、道のへりに巨大な建物が出現、ここから入渓した。山中におよそ似つかわしくないこの建物は、冠山トンネルの排煙施設とか。すぐ先で判蔵原(冠高原)からの支谷が出合い、フカ谷に木橋が架かって支谷の左岸に径が分かれている。
 

フカ谷F・大龍頭(8:52)

フカ谷F 三段目落口より(9:06)
しばらくゴーロの河原が続く。入渓から35分の所に3mのF2があった。フリーで上がれると思うが、左岸を巻く。次の丸い大岩を落ちる滝F3も左岸を巻く。F2から20分、フカ谷の大滝・オオリュウズF4が見えてきた。四段の滝で、四段目は三段目の落口に上がらないと見えない。水量が少ないので、直登した。二段目までは簡単だが、三段目の上部でさんざん水をかぶって、やっと落口に立つ。この時、カメラの防水を忘れていたことに気付き、慌てて拭くが、後の祭り。機能不全に陥り、写真は撮れなくなった。そんなわけで、四段目は意気消沈して左岸を巻く。
 

太田川源流の碑(10:50)

冠山山頂(11:13)
大滝から10分の所で兄弟滝F5が架かり、その上にワサビ田の跡が続いて、やがて伏流帯となる。藪になった林道を跨いでさらに涸れ沢を詰めていくと、「太田川源流の碑」がある稜線に出る、はずだ。今回は、冬の稜線歩きに備えて、手前で冠山南尾根に上がってみた。疎林の林床はササも薄く、所々テープがあるので、尾根を下って一軒屋に出るのは難しくなさそうだ。登山道に出て、冠山に立つ。どうにか、2枚の証拠写真が撮れたが、後にも先にもこれだけ。早い昼餉をとっていると、大勢が汐原から登って来られた。
   

中の谷F(12:44)

中の谷F(13:15)
賑わう山頂を後に来た径を戻り、中の谷に降りた。しばらくゴーロの平凡な沢が続くが、50分ばかり降ると姿の良い15mの滝F5が架かっていた。左岸を巻いて降りる。さらに20分降ると、長平谷の出合いに三段の大滝F1が落ちていた。こちらも左岸を巻いて降りる。F1は直登できそうだ。来年は、中の谷を遡ってみよう。F1落口手前の右岸に径があり、たどれば林道に出るようだ。タキガ谷は単調なゴーロ。中国道高架下から別荘地に上がって、R186に出た。F1からの所要時間約1時間。なお、F1・F5の写真は2011年に再訪したときのもの。
   

フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科

 ツリフネソウ(釣船草) ツリフネソウ科
   



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間00分、歩行距離:10.1㎞