毛無山(けなしやま)阿佐山(あさやま)天狗石山(てんぐいしやま)
 
単独 2008.12.28 
毛無山登山口(7:26/34)→姥御前神社(7:44)→林道交差点(8:11)→毛無山(8:56)→横吹峠(9:20)→二十丁峠(9:55)→阿佐山(10:42)→西ドーゲン(11:13)→二股大杉(11:49)→三つ石山(12:32/13:18)→天狗石山(14:00)→深山分岐(14:16)→オクビ山(14:26)→作業道ゲート(15:00)→深山新橋(15:20)→毛無山登山口(15:38) 
アルバム

毛無山登山口(7:34)

姥御前神社(7:44)
道路の手前が駐車場で、大暮川を挟んでアマゴの養魚場を見下ろす位置にある。通常、毛無山・阿佐山・天狗石山へは、この林道を車でさらに深山まで入り、深山大橋を起点にすることが多い。登山口から10分計りのところに姥御前神社がある。薄暗い杉木立の中にひっそり佇む様は、ちょっと怖い。このトレイルは雪に埋もれると難渋するが、今日はとても歩き易い。

林道細見大塚線にある毛無山取付(8:08)

毛無山分岐(8:23)
登山道はやがて林道細見大塚線と交差する。下れば深山大橋で、今ではここが事実上の毛無山登山口になっている。雪が多く締まっていれば、毛無山の北斜面を直登できる。今日は雪が少なく、夏道を辿る。10分計りでカタジ谷左岸に出た。ここから北斜面を大きく回り込むようにして毛無山へのトレイルが続いているが、雪があるととても分りにくい。

毛無山山頂(8:54)

横吹峠(9:17)
毛無山山頂は南東側が開けており、高野集落の彼方に熊の城山、樋佐毛山、椎谷山などが望まれた。横吹峠を越す道はヨコフキ道と呼ばれ、かつて高野と深山を結ぶ大切な峠道として利用されていた。同じ名の峠が熊の城山域にもある。

二十丁峠(9:47)

ブナの古木(9:49)
二十丁峠の径脇にブナの古木が立っている。回ってみると反対側は空洞になっていた。精霊が宿っていそうな巨樹だ。何時ものように幹に手を添えて「ありがとうございます」と感謝する。
「二十丁という峠名は大谷のカタラ谷に藩営の鈩場があり、木炭供給地であった頃つけられた地名で、二十丁はこの峠から鈩場までの距離を表わしている。西中国山地」(桑原良敏)

阿佐山山頂(10:38)

西ドウゲン山頂の瑞穂スキー場(11:15)
阿佐山山頂にある小屋は傍らに建つ中継アンテナの関連施設と思われるが、何のアンテナなのか詳細は分からない。この地域では北を示す方向をニシと呼び、阿佐山(ドウゲン山)の北峰を意味している。西ドウゲン山頂の瑞穂スキー場は、一昨年だったか経営破綻し、米国資本に譲渡された。南側のスロープが閉鎖されており、往年の活気がない。ここにも大不況の波が?
「一八〇〇年代に入って芸藩に提出された『国郡志御用ニ付下しらべ書出帖・大暮村』(一八一九年)の村内山川の項には〈浅山〉の字が使われているが、村内絵図の方は〈阿佐山〉が使われている。〈阿佐山〉の初見は恐らくこの絵図と思われる。これを受けて編纂された『国郡志辻寄記録』(一八一九年)の方は〈浅山〉の字を使い、『芸藩通志』は〈阿佐山〉を採用している。また最近出版された『角川地名大辞典・島根県』には「阿佐山の山名は古代阿波忌部族にちなんで〈麻山〉とつけられたもののようである」と記されているが、〈麻山〉の字の使用例は著者は未だ見ていない。これら地誌に見出されるアサ系の呼称とは別に、現在、山麓の移原、高野では〈ドウゲン山〉という山名が用いられ、深山では北峯を〈西ドウゲン〉、南峯を〈東ドウゲン〉と区別して呼んでいる。現在使われているドウゲン系の呼称がいつ頃から使われ始めていたか明らかではないが、広島県側で、かなり広い範囲で使われていることは事実である。西中国山地(桑原良敏)」

二股の大杉(11:44)

三ツ石山山頂(12:32)
西ドウゲン北西の鞍部を上り返したところに二股の大杉がある。毎度のことながらその姿に圧倒される。三ッ石山の山頂には、石があるにはあるが、三つかどうかはよく分からない。

天狗石山 キナイ原より(13:27) 

天狗石山山頂(13:55)
広い平坦な三ッ石山の頂稜は杉の密林で、積雪期は抜け出るのに苦労する。キナイ原で天狗石山を間近に見て、一安心である。天狗石山下の林道終点付近から東峰を顧みれば、三つ石から毛無への稜線が一望された。天狗石山の山頂に先行者はなく、寒々としている。時間も時間なので、証拠写真を撮って早々に退散する。

深山分岐(14:11) 

オクビ山山頂(14:22)
天狗石山から佐々木新道を15分も下ると、深山へ下る鞍部に着く。県農林局が設置したまだ新しい標示板が、何故か熊の攻撃を受けて見るも無残な姿になっていた。鞍部を上り返すと10分計りでオクビ山の山頂。ブナの樹間越しに、天狗石山が見える。

林道細見大塚線から分岐する作業道のゲート(14:56)

深山新橋北詰にある作業道分岐(15:15)
オクビ山の南の急斜面を下ると作業道に出合う。辿ると大規模林道に出るので、右にとってトリゴエ谷左岸に沿う作業道に入る。作業道を下るとやがて大暮川に架かる深山新橋に出合う。 



軌跡図 
                                                   所要時間:8時間04分、歩行距離:17.9㎞