大峯山(おおみねやま)
 
単独 2010.12.31 
川上登山口(9:14)→休憩所(9:54)→五合目(9:56)→展望岩(10:34)→大峯山(10:57)→山頂広場(11:15)→西大峯分岐・三角点(11:25)→川上登山口(12:03)
アルバム

大峯山川上登山口の駐車場(9:14)

展望岩(10:34)
2010年は吉和冠で締め括ろうと、松の木峠まで行ってみたが、猛烈な風と寒さに恐れをなし、即、大峯山に変更。明日も元旦山行を予定しているのに如何なものかとも思うが、この際、事前調査が必要ということにして納得する。川上登山口に着いてみると、25㎝近く積もった駐車場には、轍も踏跡もない。自分だけのトレースを想像しただけで愉しくなる。登山口休憩所には、「大峰1050」の方々によって、門松、しめ縄が飾られていた。大峯ランドは、どの別荘にも人の気配はない。貯水槽、休憩ベンチと過ぎて、登山口から1時間20分で展望岩。新雪歩行とはいえ、時間が掛かり過ぎる。体力の衰えが年々加速度を増しているのは間違いない。展望岩に立つと、風は冷たいが好晴で、眼下に玖島川の沖積平地が広がり、彼方に瀬戸の海が輝いていた。
 

大峯山山頂(10:57)

西大峯山 大峯山山頂より(10:58)
展望岩から20分で山頂に立つ。途中、着雪による潅木の径塞ぎは例年より少ない。「大峰1050」の皆さんによる登山道整備のお陰である。八畳岩から山頂に上がると、そこは四周遮るもののない絶佳の展望台。とりわけ西の稜線の彼方に端座する、西大峯の姿は美しい。また、東には大峯山の呼名にふさわしい、矮性潅木を纏った荒々しい岩峰と懸崖の頂稜がある。それにしても寒いこと。温度計は-6℃を指していた。風が強くて、体感温度はそんなもんじゃなかった。
 

山頂広場の薬王院(11:15)

川上登山口に立つ甲村秀雄の歌碑(12:03)
時間も早いので、久しぶりに山頂東直下の広場に回ってみた。山頂の北斜面は1m近い積雪で、日頃5分の巻き径に15分も要する有様。行者岩の下にあった薬王院は、山頂岩峰の下に移転修復されていた。大峯山は、六畳岩、八畳岩、行者岩、回り縁、そしてこの薬王院からして、大和大峰山の流れを汲む信仰の山だったのかもしれない。登山口に降りて、何気なく石碑を見ると、現代歌人甲村秀雄の歌碑とある。この園地は「大峰1050」の皆さんの手によって、年々進化している。
   



軌跡図 
                                                   所要時間:2時間49分、歩行距離:4.7㎞