奥三段峡(おくさんだんきょう)
 
3人 2010.07.25 
田代橋(8:48/9:02)→くも淵・F(9:13)→松尾の滝F(9:43)→大岩・F(9:54)→畳ヶ平(10:12)→蛇淵・F(10:34)→階段滝F(10:48)→お岩淵(11:38)→堰堤下(11:44/12:24)→赤川出合(12:36)→中之甲分岐(12:54)→夏焼峠(13:35)→牛小屋キャンプ場Ⓟ(13:57/14:12)→田代橋(15:26)
アルバム

奥三段峡入口(9:03)

くも淵・F(9:13)
Oさん親子を案内して奥三段峡にやって来た。R191の紫陽花ロードが大雨の被害を受けて工事中のため林道に迂回して予定より遅い出発になった。心配していた天気は薄曇の様子で、ときおり晴れ間も覗いて一安心である。A君沢登りはもとより本格的な山登りも初めてとのこと。ちょっこし、緊張している。奥三段峡で二番目に大きい約7mのくも淵の滝。この滝を突破するのは容易でないので、左岸の高巻き径を行く。固定ロープがあるものの切り立った斜面の足場は悪く、のっけからA君におっかなびっくりの体験が始まる。「百八十餘年前炭焼人此所に息ふ。蜘蛛ありその草履に巣つくる。怪しみて之を脱せしに遂に此淵に曳き入る。此伝説に基づきて此名あり 史跡名勝天然記念物調査報告書より」
 

松尾の滝F(9:43)

畳ヶ平(10:12)
F1の大高巻きを終えるとしばらくは明るい河原歩きとなる。ジャブジャブ水の中を行くのは心地の良いものであるが、ゴーロの川床や飛び石伝いの歩行はA君には結構大変のようだ。やがて美しい松尾の滝があらわれる。滝壺の左岸をへつって滝の左岸を登る。F4から30分、畳ヶ平(たたみがなる)にやって来る。奥三段峡の中間部で右岸は垂壁、水は岩床の上を曲流しており、それは美しい所。左岸の磧にテントを張って、焚き火を囲む空には満天の星。うーん、堪えられないだろうな。
 

蛇淵の滝F(10:34)

階段滝F(10:48)
畳ヶ平からはしばらく明るい谷が続く。やがてゴルジュとなっていかにも深そうな青碧の蛇淵があらわれる。右岸を巻いて奥に入ると美しい節理に囲まれた大きな釜にこの渓一番の滝が落ちている。滝の右岸を直登できる。F7の落口から少し上った所に階段状の斜め滝F9がある。お父さんの先導でA君にミニシャワークライミングを体験してもらった。どうだろう、愉しかったかな。このあたりを「もぢきごうら」と呼んでいるが、その意味はよく分からない。
   

心地の良い浅瀬歩き(11:03.)

お岩淵の滝F15(11:38)
谷は平凡な渓相となり小滝が続く。日が差して暑くなってきたので、この際泳ぎも体験してもらった。この浅瀬は小石交じりの砂床で、流れは緩く右岸の草むらにシラヒゲソウが咲く、とても美しい所。小滝の続く穏やかな流れの中をしばらく行くと、谷は右に大きく曲がってゴルジュの淵になる。左岸の岩棚を伝って奥に入ると三条の滝が落ちている。お岩という女性が身を投げたと伝えられる滝F15だ。
   

堰堤下で昼食(12:11)

中之甲分岐(12:54)
F15は淵を泳いで滝の右岸に取り付けば、直登が可能である。今回は岩棚を巻いて落口に上った。ここが沢登りの終点。時間も良いので昼食にした。堰堤の右際を登って踏跡をたどると中之甲林道に出る。赤川出合という所で田代からここまでの約3㌔を奥三段峡と呼んでいる。20分で夏焼峠の分岐に着いた。
   

牛小屋高原キャンプ場入口(14:13)

田代橋の袂で(15:26)
中之甲林道から夏焼峠を越えて牛小屋高原に出た。1時間20分の道程であるが、峠までの40分は沢登りで疲れた体に少しきつかったのかもしれない。A君、自販機で求めたコーラで一息入れていた。キャンプ場から牛小屋谷に降り谷沿いの道を下って出発点の田代に戻った。かつてよく整備されていた道は所々で崩壊し、難儀な徒渉箇所もあるため、最後まで気の抜けない山行だったかも。起点に還り着いて、二人の顔に安堵の様子が窺える。お疲れさまでした!



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間38分、歩行距離:12.4㎞