黒ダキ山(くろだきやま)十方山(じっぽうざん)
 
 単独 2010.01.30 
瀬戸滝入口Ⓟ(7:50/55)→小松原橋(8:04)→914m峰(9:15)→黒ダキ山稜線(9:46)→ゴロシのタキ(9:53)→黒ダキ山(10:11)→仏石(10:27)→1142m峰(11:01)→林道峠(11:05)→バーのキビレ(11:33)→登山道合流(12:14)→十方山(12:24/13:09)→三ツ倉・五合目(13:55)→瀬戸滝分岐(14:26)→瀬戸滝入口Ⓟ(14:44)
アルバム

瀬戸滝入口の駐車場(7:55)

トチの巨木越しに見下ろす小松原橋(8:05)
久しぶりの瀬戸滝入口。昨年の2月15日に黒ダキ山から十方山を周回したが、あの時の山毛欅森の雪原歩きが忘れられず、またやってきた。立野野営場の分岐から小松原橋までは、道路一面に雪が残っていたが、このあたりにはかけらもない。十方尾根で藪コギになりはしないかと、少々不安になる。小松原橋の袂(太田川左岸側)にトチの巨樹が立っている。岩だらけの急斜面に、しっかりと根を下ろし、まるで仁王像のような姿で、道行く人を見下ろしている。根元を巻くようにして、踏跡が上がっている。雪のない岩だらけの急斜面は、底の曲がらない冬用の重い登山靴だと、とても登りにくい。
 

黒ダキ山稜線(9:46)

黒ダキ山山頂(10:11)
急斜面を登りきって、882m峰まで上がると雪も残っており、快適な稜線歩きとなる。最後に木登り(木に掴りながら登り降りすること)の急登が用意されて、黒ダキ山の主稜に突上げる。小松原橋から1時間40分を要した。黒ダキ山の稜線には、山火事用心と記された赤い吸殻入れが、所々に立っている。奥深い西中国山地に、不似合いな人工物である。かつてこの稜線径は、森林管理道として使用されていたようで、そのときの遺物らしい。
 

仏石(10:27)

十方尾根の雪庇 細見谷分岐あたり(10:48)
黒ダキ山から十方尾根へ向かう鞍部に仏石が立っている。雪のない時期では叶わないアングル、雪庇の上に立って眺めると、なるほど仏様に見える。黒ダキ山の稜線が交わるあたりの十方尾根は、痩せて南東面が急落しており、北西の風をまともに受けて立派な雪庇が続いている。倒木やら笹で難儀するところを心地よく歩くのは、まことに愉快である。
   

1142m峰(11:01)

下山林道の峠から眺めた五里山京ツカ山方面(11:05)
1142m峰は広く平坦で、尾根が北と東に分かれている。身の丈を越すササが繁茂する無積雪期は、方角を定めるのに苦労するところである。短い冬の間だけは、立ち去りがたい別天地になる。冬の下山林道の峠は明るいが、荒涼として寂しい感じがする。細見谷側の広場から五里山塊を眺めやれば、5年前(2005.2.11-12)の大縦走が懐かしく思い出される。また行ってみたいと思うのだが・・・。
   

十方尾根 バーのキビレと林道峠の中間あたり(11:20)

十方山山頂(12:24)
広い雪原の稜線を心行くまで漫歩した。穏やかに広がる雪原と、ブナやミズナラの巨樹が織り成す景色をどう表現したらいいものか。巨樹たちが冬の暖かい日差しで、雪のスクリーンに素敵な影絵を写している。バーのキビレから十方山の山頂までは、標高差約260m、50分あまりの長い上りである。が、よく締まった雪稜の歩行であるから、そんなに辛くない。出発点から十方山頂上まで約4時間30分。まあこんなものかな。暖かい青空の下、至福の昼食にする。
   

カラ谷の斜め滝(14:23)

ツルウメモドキ(蔓梅擬き) ニシキギ科
落口の岩場は心地の良い休みどころである。 十方尾根のブナ森の中で美しく実っていた。(11:11)
   

ゴロシのタキから眺めた十方尾根(9:48) 
下山林道が十方山に連なる山稜の中腹に、真一文字に開削されている様子がよく分かる。 



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間51分、歩行距離:13.3㎞